樂行とは

茶道、華道、剣道、柔道など、日本には古くから受け継がれてきた「道」の精神があります。
「道」とは、ただ技を身につけるためだけのものではなく、同じことを繰り返し学び続けることで、心が揺れにくくなり、姿勢が整い、人との関係がしなやかになる——そうした“生き方”そのものを磨く文化です。

岩戸開き神社の樂行(らくぎょう)は、日本の「道」の知恵を、誰もが日常の中で実践できるように整えた、暮らしの稽古です。
「樂行」は「苦行」ではありません。「樂」には【らく・たの・がく】という響きがあり、
 ・簡単で楽に(らくらく)
 ・毎日楽しく(たのたの)
 ・生命のリズムを回復するように(がくがく)
という意味を含みます。がんばり続けて疲れ切るのではなく、“戻れる場所”を自分の中に作ることを目指します。

樂行の中心にあるのは、無我の習慣です。
無我とは、厳しい修行で自分が無くなることではなく、日々のノイズや思考の渦から一歩離れ、呼吸・丹田・姿勢に戻って、反射的に反応してしまう癖を鎮める短いリセットです。
人は、分かっていても同じ悩みを繰り返します。多くの場合、原因は「意志が弱い」ことではなく、整える前に反応してしまう“型(習慣)”が身についてしまっているからです。

樂行では、呼吸・丹田・所作・ことばを通じて、日常の中に“整える型”を少しずつ増やしていきます。
すると、必要以上に飲み込まない、境界線が引ける、判断が雑になりにくいなど、暮らしの流れが変わっていきます。

忙しい毎日の中で、神社にお参りに行くようなひと時を、いつでもどこでも思い出せるように
——それが岩戸開き神社の樂行です。

「樂」の文字の由来

鈴(白)と糸かざり(⺓)がついた、お祈りの時に使われる道具の形がはじまりです。
にぎやかな音で神さまを楽しませることから「音楽」や「楽しい気分」を意味します。

「樂行」体験者の声

Sさん
60代女性

樂行を始めて、気の流れを感じるようになって、「こんなに悪いところがいっぱいあったんだ」「こんなに痛いところがあったんだ」「こんなに寂しかったんだ」と、自分自身のことに気づくようになりました。
自分はすごく頑固だとか、いろいろな事を先に頭の中で考えてしまうとか、樂行をやりながら、ひとつひとつ気づかせていただき、真心(お辞儀の姿勢を繰り返す行)も、ある時から、踵とか足が大地にしっかりと根付くのを感じながらできている、また、そこから、しっかりと手もまっすぐ耳の横を通るように伸びができるようになり、膝の裏も伸ばすことができるようになりました。体の感じも、以前と全く違ってきました。
生活の中に樂行を取り入れ、ひとつひとつの動作を丁寧に行っていくことで、体も心も精神も整えることができています。だから、私は毎日の樂行をやめられないのだと思います。

Hさん
50代女性

私は普段とても考えが多いのですが、樂行をすると心が静かになり、自分を感じることができます。それが一番好きで、樂行を続けている理由です。
最初、下半身が弱いからということで、丹田(肚)の力をつける宿題を出していただき、体もどんどん楽になりましたが、一番の変化は、周りが気にならなくなったことです。
今までは周りが気になり、できるだけ嫌われないように皆に合わせてきました。仕事でも、できないと思われないように、いつもどこかで緊張し、ストレスも多かったです。周りを気にしなくなったからといって、相手と仲が悪くなるわけではなく、逆に関係がうまくいくようになりました。自分が変われば相手が変わるのを実感しました。

「樂行」体験

全国の分社やおうち・カフェ・公園で行われている樂行塾で体験ができます。
気になる方・体験されたい方はお問合せページにてご連絡お願いいたします。