
鎌田 真正美 さん・将史 さん(40代)
今年の子どもキャンプに、息子が参加しました。去年から参加したいと言っていたのですが、コロナのこともあり、安曇野ご本部ではなく、オンラインで「子どもキャンプ、無くなっちゃった行」がありました。
今年は、ご本部で開催されるということもあり、子供も、「この日までに宿題を終わらせるんだ」と言いながら、すごく楽しみにしていました。
子どもキャンプの先生と、「来年はたくさん友達を連れて行く」と約束したからと、いろんな友達に声をかけたのですが、なかなか一緒に参加できる子が見つかりませんでした。
最後の最後に声をかけていた子が、お母さんが「魂であい」の研修を受けられており、「息子に、本当に大切なものに気づいてほしい。是非、明母様に会ってほしい」と、参加が決まりました。当日まで1週間をきった直前で、先生方には、本当に、ギリギリで参加させていただいて、感謝しかないです。今回夫婦で参加させていただいて、自分達もご本部でお参りさせていただき、私達夫婦も貴重な体験をいたしました。
私は、3日間、キャンプの食事のお手伝いさせていただいたきました。子ども達の声を聞きながら、本当にのびのびと楽しそうなのが伝わってきました。笑顔が、いつもとぜんぜん違う感じがしました。
楽しく調理をさせていただきながら、こんなふうに、ご奉仕に来る親御さんが増えたらいいなと思いました。
息子は、成績も良く、手伝いはしてくれるし、言うことがないと言われるくらい超優等生で、反対に先生から心配ですと言われるくらい頑張るタイプなのですが、今回、その気負いもなく過ごせたのではないかと思います。
ずっとコロナで、学校でもマスクをしなければいけなかったり、手洗いを徹底してやらなければならなかったり、行動範囲も狭められ、知らず知らずにストレスも感じていたと思います。みんな我慢していたところがありますが、安曇野に来て、自然の中で思う存分、友達と一緒に過ごすことができてよかったと思います。

他の子ども達もみんな素直で、1日目は、それぞれ全然違うところから来ており、年齢も違うし、遠慮がちで、よそよそしい感じでしたが、すぐにチーム分けをして、一つゲームをしたら、その瞬間、仲良くなれて、最終日前日の夜は、広い場所なのに、4人がかたまって一緒になって寝るくらいで、楽しいのだろうなと思いました。
子供達が、自分達で布団を敷いたり、食べた食器を洗う当番があったり、掃除の時間があったり、親としては、すごくありがたい時間で、祝詞を読んで1日が始まり、夜寝る前に練丹(腹の力、体の力を育てる)をしている子供達を見て、希望だなと思いました。いつもは寝る前までスマホを持って、11時くらいまで興奮気味なのですが、ここでは、パタっと寝ていました。体のエネルギーをたくさん使ったからだと思いました。
明母様が今日のご法話で、子どもキャンプについてお話くださいました。その中で「何も規制しないで、そうしたくなるように」という言葉が印象に残っています。「食べないで」とか、「それは体に悪い」とか、すごく多くの規制の中で育ってきましたが、キャンプの3日間、規制ではなく、大きな器の中で過ごさせていただいたのだと思います。何か絶対にしなければならないとか、そういう学校教育の規制と統制の感じではない、これからの子育ての大きな気付きとなりました。3日間で気持ちがおおらかになりました。怒って無理やりさせるというのが、この3日間ありませんでした。自分達で考えて、今こうした方がいいとか、机を片付けるんだなとか、「やりなさい」という言葉は、いっさい聞かなかったなと思います。結局、自分達が、今、片付ける時間なんだとか、自分達で判断して、全部やっていけるので、普段、何時だから何々しなさいとか、こうしなさい、ああしなさいと言うけれど、本来は、自分達でやっていけるものなんだ、気忙しく言っていたなと気づかせて頂きました。
子ども達にとっても、私達夫婦にとっても、心も体も魂も磨かれた3日間でした。
来年は、マイクロパスで来るくらい、私達の住む広島から、たくさんの子供達を連れて来たいと思います。