
人和会では、赤ちゃんから、最後、看取りまで、どんな人生の問題にも、それが仕事、家族の問題であっても、身体の問題であっても、全ての問題を、意識の成長を通じて解決することができます。
この度、豊中支部の本当に大事な会員さんであったY.Kさん(88歳)が、天に旅立たれました。
Y.Kさんは、2018年の3月に、娘のY.Aさんが入会されて間もなく入会され、最初は動くのに介護が必要でしたが、自分でやろうという意欲が出て来られて、その変化には娘さんも驚くほどでした。
人和会のことを本当に大好きでいてくださいました。今年の1月1日には、初参りにも、豊中支部の階段を4階まで、わざわざあがってきてくれました。
最後の見送りの儀式を人和会で行ってほしいということを言ってくださり、私がさせていただくことになりました。
旅立ちは悲しいですが、そのように送ることができたことが、本当に感謝だと思います。
この時のことを、娘さんに話して頂きます。
Y.A さん(50代・女性)
母との最後の時間のお送りの儀を行ってくださり、ありがとうございました。
母が人和会に入会したのは、私が人和会に入会した2か月後でした。
きっかけは、私が、いつも家と会社の往復で青白い顔をして疲れて帰ってきていたのが、元気で明るく帰ってくるようになり、会話も楽しそうにするのを見て、そんなに元気になれるなら私も行ってみたいということで、京橋支部でのご法話に参加させていただいたことでした。

母は、人和会に入る少し前に圧迫骨折をして、ほとんど動けない状態でした。それが、人和会に行くようになり、お行をしたり、気癒をしていただいたりする中で、気力がわき、自分から動くようになり、どんどん歩けるようになりました。
入会して3か月ほどが経ち、先生から「魂であい」という本当の自分に出会う研修に参加されてはどうかとおっしゃっていただき、私自身は母が「魂であい」に参加するのは難しいのではないかと思っていました。でも、母は「行くよ!」と一言。「私、そこに行きたいわ。魂であいがどういうものか分からないけれど、先生が言ってくださるのだったら、やってみたい。」と、やる気満々でした。
魂であいに参加してからの母は「自分にも何かできることがあるのではないか」と意欲が出て、どんどん明るくなっていきました。
入会する前は動くこともできなかった母が、こんなにも行動できていることがすごい、人和会では、強制的に何かをさせるのではなく、寄り添いながら、その人の中に眠っている力を引き出してくださるところが素晴らしいと、母を見ていて思いました。年齢に関係なく、人が明るくなって希望が見いだせる場所だと思いました。
もともと母は、7年前、腸に腫瘍があることがわかり、手術をしたのが、ちょうど去年の8月でした。他にも転移していると言われましたが、本人はピンピンしており、転移しているところに対しての治療は全く何もしていませんが、痛み止めの薬や、抗がん剤の治療も何もせず、最後の最後まで痛みもなく、「痛みがないのは、人和会のおかげだ」と言っていました。最後、母は、意識がなくなる瞬間まで、何に対しても、「ありがとう」しか言いませんでした。動けなくなって、もどかしい気持ちもあるのだと思いますが、反対に、私の方が元気をもらい、頑張れと応援してくれているようでした。信仰し、祈ることで、どんな状況でも心が穏やかにいられるというのは、こういうことなのだろうと思います。
生前、母は、「最後は、人和会でお葬式をしてほしい。それだけが私の希望。」ということを話していました。
葬儀については、いろいろな考え方もあり、はじめは、身内の者からの賛同を得られなかったのですが、母が亡くなった当日、家族からも「人和会でしてもらったらどうだろう?」と話があり、母の最後の希望がかない、人和会で「お送りの儀」をしていただくことになりました。
お送りの儀では、祝詞と天法を奏上する中、不思議とその場の気運がすーっと穏やかになりました。
その後、先生方や家族と、本当に和やかに母の話ができ、すごく幸せな時間となりました。
家族の知らない母の事もたくさん聞かせていただき、会う度に元気に、前向きになり、病気に関してもいっさい痛みがなかったことも、先生の話をお聞きして、納得できたところがあったのではないかと思います。
お送りの儀をしていただいて、悲しい気持ちはありますが、母が、本当に喜んでいるようで、胸が熱くなりました。
本当に母は喜んで旅立てたのだろうと思います。
最後の最後の寝顔が、微笑んでいました。人和会に出会えて、明母様に出会えて、先生方に出会えて、皆さんに寄り添っていただいて、本当に幸せな最後を迎えられたと思います。
皆様に感謝申し上げます。