宮浦 裕子 さん(50代・女性)

私は、知人の紹介で主人と人和会に通うようになりました。
主人は、人和会と出会ってからは本当に進むべき道に気づき迷いがなくなったといつも言っていました。
私自身も、毎日のお行を通して自分自身と向き合うことの大切さなど知る事が出来ましたし、主人との会話も原理の話をよくするようになりました。
互いに成長し合う日々が、とても幸せに感じていました。

そんな中、主人がずっと患っていたガンが悪化し2019年3月12日他界しました。

余命宣告を受けてから…
主人は、泣き言はいっさい言わずにそれでもやりたかった仕事を進め、新たなスタートを切ろうと努力し続けていました。

一方で、私は苦しくて悲しくなって泣きくずれ出来る事は何なのか、沢山悩みました。
悩んでも解決策は見つかりませんでした。
何となく、もう長くはないことは感じていました。そう思うともっとどうしたらいいのか?と不安が強くなり、何もできない自分を責めていました。

分からないことも沢山ありましたが、病院や施設で最後を迎えるよりも1日でも長くそばに居れたらと思い、自宅療養に変えました。

そんな中、なんと亡くなる3日前に明母様がお見舞いに来てくださいました。
主人はとても喜び、体中の痛みが明母様の気癒によりどんどんと溶かされて、顔も穏やかになっていくのがよく分かりました。
この時、明母様が仰って下さったお言葉が、色んな不安や悲しみから救ってくださいました。
肉体だけを見るのではなく、魂をみてあげること。
少しでも、最期を楽に迎える事ができるように私にはまだ出来る事があるのだと教えて頂きました。
その時から、今までの不安や悲しみがすっと無くなり穏やかな気持ちで主人に寄り添う事が出来ました。私が安心を取り戻したからなのか主人も穏やかになっていきました。

亡くなり葬儀を進行する中で、我が家は一般的な仏教ですが、主人は人種を超えて、宗教を超えて、みながひとつになり平和な世界、心の平穏を願っていました。
なので、主人の願いと同じ精神である人和会へお願いしました。
葬儀の中で、天の法を奏上しながら天と一つになってただ明るくなっていくのを感じました。その場にいるみんなも明るくなっていきました。
最後は悲しさの中で見送るのではなく、肉体から自由になり本来の明るさを現わしていくことができますように。とみんなで手を合わせ祈ることが出来ました。

今まで、最期というものに対し悲しさや不安の中で見送るイメージがありますし、実際途中まではそうでした。
でも、最期というものを安心の中で迎えられたらどれだけ幸せなのかを今回感じた時間でもありました。
主人の死は、弱かった私を強く成長させるきっかけになりました。
また、人和会が伝えて下さった大事なことを今回の経験を通して深く受け取ることが出来ました。

今回の経験が、今の私をつくり新たな道へと挑戦させてくれる力になっています。
沢山の方に分かち合い、沢山の方の力になりたいと思います。