藤垣 繁典さん(50代・男性)

2015年、人和会のイベントに、知人の紹介で参加しました。そこで数十年ぶりに、以前住んでいた家の隣人であった方に出会いましたが、その方が人和会の先生となられていました。その出会いに導かれるように、支部へ通うようになりました。

私は2013年に脳出血で倒れ、二年間リハビリをしていました。杖をついておぼつかない足取りで歩いていた時期でした。身体の右側と舌に後遺症が残り、言葉もうまくしゃべれない状態になっていて、しかも先天性の股関節異常もありました。そんな状態でも、支部の先生や周りの皆さんの明るさに励まされ、杖をついてゆっくり歩きながら支部へ通い続けて、いまも通っているのですが、もっと時間をかけて通っていました。しばしばふらついては、他の会員の方々に助けられたりもしていました。

正直なところ、最初は支部でのお行もなかなか出来ないことも多く、それで支部の先生に色々なアドバイスを貰っていました。そんななかでも心の感覚は開きていき、訳も分からずただ涙を流していることもありました。それまではリハビリの延長のように、ただ頑張ってお行をしていたのですが、心、意識の部分で変化が起きて、心からの感動や喜びを感じ始めたのです。すると身体の方にも変化が早く現れてきました。背骨や体幹がしなやかになって、背中を丸めたり伸ばしたりができるようになったり、仰向けで足を持ち上げられるようになったりしました。そしてついには杖なしでも歩けるようになったのです。人和会に出会って、わずか四カ月ほどの間で起きた奇跡的な回復でしたし、私のリハビリをみてくださっていた先生方も驚くほどの変化でありました。

これからは、人和会での今までの変化や喜びを人々に伝え、そして希望を伝えることが私の使命だと思い、新たに進んでいきたいと思っています。