A.K さん(50代・女性)
ある意味、多くの家庭で起きている嫁姑の問題かもしれません。
私は主人と結婚して、すぐに義父母と同居になりました。主人はずっと実家暮らしで、義母も面倒見が良すぎるくらいの方でしたので、家族円満だったところへ突然入り込んだ生意気な若い嫁、という状態でした。家族でリビングにいても、一人ポツンとしていることも多かったです。主人が持病を持っているのに、でもあまりその病気を気にしていないようにみえる家庭内に違和感もありました。

ただ負けん気があったのか、感情を押し込むのではなく逆に、「足音で機嫌が分かる」とお義父さんに言われるくらい、感情的な状態でした。それで、そうした自分を変えたい、自分の中の暗い部分を明るくしていきたいと思って、諦めずに色々とやってきました。他のところでどうしたらいいか、ご相談させていただくこともありました。ただ、そこで長年取り組んでも、根本的には何も変わっていなかったのです。ある時、その変わっていない自分を指摘されることがあり、ハッとしました。ああ、これは本当に何かを変えていかなければと、その一心でした。
そこから人和会と出会いましたが、ここではただ座って話を聞いて、というだけではなく、「行」をすることが中心で、日々のお行で、自分の中にある明るさを引き出すことだったのです。『あなたは明るい』とただ言われてもピンとこないのに、胸の内から明るさが湧きおこるのを感じると、もうただ本当に明るい自分を体感します。お行で突然何かが変わることではなく、そうやって内側からの体感が少しずつ蓄積され、だんだんと自分が変わってきました。私は明るい、ということが無理やりではなく受け入れられるようになり、感情的な部分が自然と少なくなっていきました。それと本部へ連れて行ったことがきっかけで主人も人和会に来てくれるようになりました。
ところで、私は特別に霊感が強いというわけではないと思うのですが、でも周りからはよく霊感が強いと言われてきました。そのせいか、もう旅立たれたお義母さんの部屋に入ると、何か重苦しい感じがしていました。ただ、誰も使っていない部屋となっていたので、何年か前にそこで寝るようにしようかと思ったのですが、最初の晩に、寝ようとしたら金縛りになったのです。そこで別の部屋に戻って寝ようとしたら、今度は首を絞められたように感じたのです。そうしたことが続いていました。
そんな経験を支部長先生に話したところ、お部屋の浄化としてお清めを薦めてくださり、自宅まで来て下さることになりました。先生が、御塩花を撒きながらお清めをして、気運を断つような動作をしていってくださったら、急に部屋の空気が清々しくなったのです。どんよりした空気で、寄せ付けない感じがあったのに、部屋が急に明るくなりました。
それだけでなく、遺影も怖い表情だったのに、いきなり微笑んでいるような感じになったのでした。部屋に自然に入れるようになり、家の他の部屋と同じになりました。
それと、孝福祭もさせていただきました。そのときに、お義母さんの色々な気持ちがすごく伝わってきて、また、かつて夫の子供時代に生活が苦しくて、子供と一緒に電車に飛び込もうとしたこともあったそうで、それでも生きてきてくれたことに、ただ感謝が湧きました。孝福祭だけでなく、日々のお行で魂が磨かれていたからこそだと感じます。ひたすら、ご先祖様に対して感謝が湧きました。
また、ご先祖様から子孫へ。私も子供を持ち、孫までいる状態であること、そうして繋がっていることにも、もう感謝しかありません。自分が息子を持って、お義母さんの気持ちももっと分かるようになりました。日々のお行があってこそ、お清めと、孝福祭へと一つに繋がって、こうした内面の変化が起きたのだと感じます。
今後もまた乗り越えなければならないことがあり、家族でぶつかることもありますが、自分が成長してきたことを受け入れ、さらに明るくなっていくことが出来ると信じていきます。ありがとうございます。
※ 御塩花 お清めされた特別なお塩